吉澤和泉(よしざわ・いずみ)
<プロフィール>
2007年、新卒として入社。チラシ折り込み代行サービスのカスタマー部門である旧お客様サービス部に配属後、公演団体と直接やり取りを重ねる窓口として長年貢献。作業に関わるシステムの整備やその活用などのオペレーション業務においてもサービス部で培った豊富な経験を還元し、各方位から業務を支える。
ーこの会社に入ったきっかけは?
最初に会社の存在を知ったのは、大学のネット掲示板で見た募集要項でした。
大学では演劇の制作について学んでいたこともあり、「制作者や公演の助けとなるような仕事がしたい」と漠然と思っていました。当時は、業務の詳しい内容も知らなかったのですが、「演劇のチラシが好き」ということが決め手になりました。
ー入社後、業務に携わってみての感想は?
入社したばかりの頃は「折り込みというサービスや自分の仕事が制作者に役立っているのか?」という問いに答えられず、悩んだ時期もありました。でも、お客様との直接的な関わりが増える中でその答えは明確になりました。チラシに込められた想いがそうであるように、団体や作品によって折り込みの希望や方法も異なります。だからこそ、サービスを通して1つ1つに柔軟に寄り添いたい。 制作者にとって、そして舞台芸術においてチラシや折り込みという文化が有効な宣伝ツールなんだと思えるようになってから仕事が楽しくなりました。
ー仕事において大切にしていることは?
自分の性格としては粛々と目の前の業務を行うのが好きなタイプではあるのですが、「デスクからクリエイティブなオペレーションがしたい」という思いは常に持っています。ここ1年で舞台芸術業界も変化し、会社の在り方も大きく変化しました。サービスが増え、形が変わっていく中で派生した新たな業務も多くあります。その全てをいかに漏れなく効率よく運用できるか。そういったことに尽力したいと考えています。
―仕事のやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
コロナ以前は日々の担当業務にあたることで手一杯でした。しかし、今は新サービスを発展させることや、より良い形を模索するためにみんなでアイデアを出すところから始めていて、多くの社員がサービスの向上に能動的に取り組めるようになった気がします。例えば「おちらしさん」美術版の推進においては、チラシ折り込みという文化が根付いていないフィールドでサービスを拡めるという苦労もありますが、新境地で利用してくれる方が増えた時に分かち合う喜びも大きいです。
―サービスを構築する上での今後の展望は?
舞台芸術業界にとっては苦しい時代ではありますが、これを機に、より総合的に舞台芸術をフォローしていけたらという思いがあります。制作者のサポートであったり、劇場のサポートであったり、ひいてはそれらが業界全体に対する振興に繋がるように。そのためにも、これまで以上に相手に寄り添い、丁寧でわかりやすいサービスを心掛け、「ネビュラに頼めば安心!」と思ってもらえる仕事を心掛けたいです。