ネビュラエンタープライズでは、主幹事業である折り込み代行サービスのほか、舞台制作者向けの情報発信や共有に力を入れてきました。舞台芸術業界の団体同士や制作者同士が必要な情報を共有し合える環境を作りたいという想いから、制作ニュースやメールマガジンの配信を行っております。
10月2日発行のメールマガジン【Nevu-maga(ネビュ・マガ)】では、舞台制作者や業界内向けに講座・イベントを実施し、舞台業界の振興に取り組まれている団体さまよりメッセージをお寄せいただきました。こちらの企画は9月に続く、第2弾となります。
【NEVU-maga vol.44】舞台業界内向けの講座・イベントに参加してみませんか?
《寄稿していただいた皆さま》
・アーツカウンシル東京 相談・サポート課
「困ったら、まずノック。」東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」10月2日総合(フル)オープン!
東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京では、アーティストや芸術文化の担い手の持続的な活動をサポートし、新たな活動につなげていく東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」を10月2日にオープンします。芸術文化の分野では、フリーランスや小規模団体で活躍しているアーティストが多く、書面によらない不明確な契約やハラスメントなどの様々な課題に直面しています。こうした方々の持続的な活動を支えるため、アートノトでは、オンラインを中心に、弁護士や税理士といった外部の専門家等と連携しながら、相談窓口、情報提供、スクールの3つの機能によりアーティストや芸術文化の担い手を総合的にサポートしてまいります。
ご相談は、公式ウェブサイトの相談フォームまたはお電話により、受け付けます。詳しくは公式ウェブサイトをご確認ください。
東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」
*10月2日(月)10:00~ウェブサイト・相談窓口オープン
電話番号 03-6825-2659
〈今後実施される講座・イベントなどのご紹介〉
■総合オープン特別企画
以下の企画を公式ウェブサイトで公開いたします。
① アートノト開設にあたってのメッセージ(10月2日より)
② 芸術文化団体の持続的な活動支援講座(10月25日より)
・助成金の基礎知識
・芸術文化分野の助成金情報の紹介
・団体運営などの持続的な活動への多様な支援の紹介
講師:山田泰久(公益財団法人日本非営利組織評価センター 業務執行理事)
■オンライン講座
芸術文化活動の充実に役立つ実務的な知識やスキルの習得を目指した無料のオンライン講座を幅広い層を対象に提供します
・芸術文化創造活動の担い手のための会計・税務講座(開講中)
・芸術文化創造活動の担い手のためのキャパシティビルディング講座【オンライン公開講座】(10月開講)
・明日から使える!創造現場のビジネススキルはじめの一歩(11月開講)
・芸術文化の担い手のための法務講座(11月開講)
・知っておきたい芸術文化の担い手のためのハラスメント防止講座(アーカイブ動画視聴可能)
・東京芸術文化相談サポートセンタープレオープンイベント 特別企画 会計・税務講座「インボイス制度」(アーカイブ動画視聴可能)
・一般社団法人ベンチ(bench) 理事 藤原 顕太さま
「アーティストと芸術の創造性を膨らませ、芸術と社会をつなげる」
benchは舞台芸術制作者を中心にした、アートマネージャーのコレクティブです。メンバーは様々な現場で、企画・プロデュース、コーディネート、マネジメントに携わっています。行政、福祉、医療、まちづくりといった多様な分野の主体と共にプロジェクトを実施していることが特徴で、東京・有楽町エリアのビルを拠点にアーティストと街の交流からイノベーションを起こす「有楽町アートアーバニズムYAU」での各種プログラム、埼玉の高齢者福祉施設にアーティストが宿泊滞在して利用者や職員と文化的交流を図る「クロスプレイ東松山」などを企画しています。またカンパニー所属やフリーランスのアートマネージャーに向けたメンターシッププログラム『バッテリー』、アートマネジメントに関心のあるファーストキャリアを模索する若手へ向けた「ファーストライン」など、次世代の人材育成と環境整備のための取り組みも行っています。
〈今後実施される講座・イベントなどのご紹介〉
■さいたま国際芸術祭2023
(倉田翠『指揮者が出てきたら拍手をしてください』、村川拓也『仕事と働くことを演じる2』企画制作として参加)
期間:10月7日(土)~12月10日(日)
『指揮者が出てきたら拍手をしてください』 11月11日(土)・12日(日)
『仕事と働くことを演じる2』11月25日(土)・26日(日)
会場:旧市民会館おおみや
■東京芸術祭2023ファームスクール 学生トークサロン(企画・ファシリテートとして参加)
舞台芸術を学ぶ学生同士が話し合いながら交流するイベントです。
① 『同世代とつながり、お互いの活動を知る』
日時: 10月11日(水) 18:30~20:00
会場:東京芸術祭ひろば(東京芸術劇場アトリエイースト)
②『アーティストと話し合い、作品を考える』
日時: 10月15日(日)15:00~16:30
会場:東京芸術祭ロワー広場(東京芸術劇場)
③ 『キャリアのことを考える』
日時: 10月22日(日) 15:30~17:00
会場:東京芸術祭ひろば(東京芸術劇場アトリエイースト)
■「老いと演劇」OibokkeShi『レクリエーション葬』(企画制作として参加)
日程: 10月22日(日)京都公演
会場:ロームシアター京都 ノースホール
■アートマネージャー・メンターシッププログラム『バッテリー』(NPO法人Explatと共同主催)
活動の報告となる「ラストピッチ」を2023年12月に実施予定です!
■「クロスプレイ東松山」
滞在アーティストによる活動やトークの内容等を随時、noteで紹介しています!
・EPAD
未来へ向けた、舞台芸術のアーカイブ活動。
大切なことだとわかっていても、劇場での幕開けを無事に迎えるため、制作者の日々の仕事は盛りだくさん。「残す作業」まで考えるのは、とても大変なことだと思います。
EPADでは、舞台作品映像を中心に、戯曲やポスターなど、舞台芸術全体のデジタルアーカイブ化と、それらの利活用の方法を提案しつづけています。
チームには、日々舞台制作者として活躍するメンバーも集まっています。具体的には何をしているのだろうか?まず、EPAD公式サイトをご覧いただけたら嬉しいです。
舞台芸術に集う人が、少しずつ手を取り合って、舞台芸術を一緒に未来へつないでいけたらと、願っています。
〈今後実施される講座・イベントなどのご紹介〉
■EPAD Re LIVE THEATER in Tokyo~時を越える舞台映像の世界~
EPADでは、舞台映像を、舞台美術の質感や劇場での臨場感ある観劇体験も含めて「100年後の未来に残せないか?」という思いから、超高精細8K映像での収録や立体音響での編集など、最新技術を使用して残してきました。それらを劇場で上映することで、舞台映像は「劇場空間」を再現できるのか検証します。
期間:10月11日(水)~10月22日(日)
会場:東京芸術劇場 シアターウエスト
■【鑑賞ブース】EPAD Re LIVE THEATER in Mie~時を越える舞台映像の世界~
EPADでは、EPADが収蔵する舞台映像の利活用の一つとして、観たい時に観たい舞台作品の映像へ触れられる“演劇図書館”のような環境の実現を目指しています。鑑賞ブースでは、少し前に話題になった作品から今はもう観ることができない過去の名作まで、舞台映像を気軽に、そしてじっくりとご鑑賞いただけます。
設置期間:10月26日(木)~12月17日(日) *途中休館日等あり
設置場所:三重県総合文化センター・生涯学習棟3階「まなびぃ場」
各団体の持つ理念や想い、問題意識など、大元となる背景を知ることで、講座をはじめとする活動の意義もより深く感じていただけるのではないかと思っています。芸術の秋も真っ只中。さらに豊かな舞台芸術の発展を願って、ぜひ講座やイベントにもご参加ください!
舞台業界内向けの講座・イベントなどの情報は、「制作ニュース」でも発信中です!
今回ご寄稿いただいた各団体さまの最新情報も随時掲載しておりますので、ご活用ください。
舞台制作者 約3,000名へ配信中! 無料メールマガジンにもぜひご登録ください。